福岡県でおすすめの不動産担保ローンはココ

福岡県内で不動産担保ローンを利用したいとお考えでしょうか。

地元の土地や建物を担保に資金調達できるローンは、実は福岡県内にたくさんの選択肢があります。

身近な地方銀行から信用金庫・信用組合、さらにはノンバンク系の金融会社まで、多彩な金融機関がそれぞれ特徴あるサービスを提供中です。

例えば、「どこに相談すればいいの…?」とふと思う方もいるでしょうが、ご安心ください。

地域に根ざした金融機関が親身になって対応してくれる福岡ならではの環境があります。

こちらでは、福岡県に本店・本社を置き、県内で申し込める不動産担保ローン取扱先をカテゴリーごとに比較紹介していきます。

頼れる地元の地方銀行 – 安心感と低金利が魅力

福岡県でまず候補に挙がるのは、やはり地元の地方銀行です。

全国規模のメガバンクとは異なり、地域経済を支える存在として信頼感は抜群でしょう。

それだけに審査はやや厳格ですが、条件が合えば低金利でまとまった融資を受けられるのが強みです。

福岡銀行(本店:福岡市中央区)

福岡銀行」は、九州最大規模のメインバンクで、不動産担保ローンも提供しています。

法人・個人事業主向けには「ふくぎん不動産担保ローン《ロングリリーフ》」という商品名で取り扱いがあり、不動産業者への仕入資金やアパート経営資金など事業性資金に活用可能です。

一方、会社員や年金受給者など一般の個人向けにはホームエクイティローンという名称で自宅の資産活用ローンも用意されており、借入可能額は最大1億円・最長35年の長期返済が可能となっています。

例えば、固定資産税の滞納で自宅が差押え寸前だった方が20年の長期ローンで納税資金を確保し、競売を回避できたケースも報告されています。

地域密着の銀行だからこそ、公的な税金問題にも粘り強く対応してくれた一例でしょう。

西日本シティ銀行(本店:福岡市博多区)

西日本シティ銀行」は、福岡銀行と双璧をなす地元有力行です。

個人向けの「不動産担保ローン」は、自宅などを担保に最大1億円・最長35年の借入が可能で、資金使途も基本的に自由(健全な生活資金に限る)とされています。

ただし居住用の賃貸物件購入や事業資金・他社債務の一本化など一部用途は対象外になるなど、利用条件が細かく定められている点には注意が必要です。

利用には「取引店舗の近くに居住または勤務していること」が求められるなど、エリア的な縛りもあります。

その他の地方銀行

上記2行のほか、県内には「筑邦銀行」や「福岡中央銀行」なども不動産担保ローンを扱っています。

福岡中央銀行は福岡銀行と同じFFG(ふくおかフィナンシャルグループ)系列ですが、ローン商品は別個に提供中です。

例えば「フリー型」(用途自由でローンおまとめOK)と、不動産投資向けの「不動産投資型」という2種類の商品を展開しており、融資上限は1億円と高額、さらに団体信用生命保険付帯で万一の保障も備えるなど充実した内容です。

また北九州市に本店を置く「北九州銀行」も地域密着の融資に力を入れています。

こうした地方銀行は預金や住宅ローンで取引のある方なら相談しやすく、口座があれば手続きをスムーズに進められるケースもあります。

金利重視で堅実に借りたい方は、まず地元銀行への相談を検討してみてはいかがでしょうか。

親身な信用金庫・信用組合 – 地域密着で柔軟な審査

次に注目したいのは、福岡県内各地に根付く信用金庫・信用組合です。

地元の○○信用金庫」といった看板を街で目にしたことがある方も多いでしょう。

信用金庫(しんきん)や信用組合(しんくみ)は営利を目的としない協同組織金融機関で、会員地域の中小企業や住民のための金融支援を行っています。

銀行に比べると組織規模は小さいものの、その分地域の事情に精通したきめ細かな対応が期待できます。

実のところ、福岡県の不動産投資家の間では「融資といえば今や信用金庫・信用組合が主力」という声もあるほどです。

住宅ローン等とは違い、収益物件への融資では物件の将来性や収益力を重視した独自審査を行う傾向があり、築古物件や地方物件でも事業性が認められれば前向きに検討してくれます。

例えば「古いアパートでも戸数が多く利回りが高ければOK」「既存借入が多めでも物件価値次第で追加融資可能」といった柔軟さが魅力でしょう。

金利は銀行よりやや高めに感じられる場合もありますが、その分単体案件の評価をしっかり行ってくれるので、メガバンクで敬遠されがちな案件でもチャンスが生まれます。

福岡信用金庫(本店:福岡市)

福岡信用金庫」は、福岡市近郊を営業区域とする大手信用金庫です。

個人から中小企業まで幅広く利用されており、不動産担保ローンについても積極的に取り組んでいます。

公式サイト上では住宅ローンやフリーローンの情報が中心ですが、実際の融資相談では「ご自宅や土地を担保に事業資金を借りたい」「相続した不動産を活用したい」といった相談にも応じています。

営業エリア内に居住・勤務していれば誰でも加入でき、地元ならではの親身な姿勢で相談に乗ってくれるでしょう。

審査面では年収や勤続年数の基準は銀行ほど厳しくなく、担保評価と返済計画を軸に総合判断されます。

銀行で断られたけど信用金庫で通った」という声も珍しくありません。

福岡ひびき信用金庫(本店:北九州市)

福岡ひびき信用金庫」は、北九州・筑豊エリアを中心に展開する信用金庫で、地域の不動産融資にも定評があります。

実際、地元投資家からは「北九州で融資に積極的」として名前が挙がることも多いです。

例えばアパートローンや事業者向け融資では物件所在地が北九州市近郊であれば前向きに検討してくれるケースが見られます。

ウェブサイトでは住宅ローンや目的別ローンの案内が主ですが、店舗窓口で相談すれば用途に合わせたプランを提案してもらえるでしょう。

地元の信用金庫だけあって、「顔の見える付き合い」を大事にする温かみがあります。

福岡県信用組合(本店:福岡市)

福岡県信用組合」は“けんしん”の愛称で親しまれる県内唯一の信用組合です。

県内全域をカバーし、久留米や筑豊方面にも支店網があります。

組合員資格を満たせば誰でも利用でき、不動産担保融資にも積極姿勢です。

特に中小企業や個人事業主の事業資金相談では強力な味方となってくれるでしょう。

本店の担当者が親身に事業計画を聞いてくれ、柔軟に融資プランを考えてくれた」との経験談も見られます。

営業エリアや組合員資格など多少の制約はありますが、地域経済を支えるという使命感から相談者の思いに寄り添う対応をしてくれるはずです。

このほか、筑後地区の「筑後信用金庫」、大牟田地区の「大牟田柳川信用金庫」、筑豊地区の「飯塚信用金庫」など各地域の信用金庫も、同様に不動産担保ローンの相談が可能です。

それぞれ営業区域が決まっていますので、お住まいの地域に根差した金庫を選ぶとよいでしょう(その方が話もスムーズに伝わります)。

信用金庫・組合は会員向けの協同組織であるため、地域の組合員として信頼関係を築きながら融資を進められる点もメリットです。

銀行より距離が近い分、相談しやすさは折り紙つきですよ。

スピーディーなノンバンク – 審査が“不安”でも即日解決

銀行や金庫は審査が心配…だけど早く資金が必要だ!」という場合は、ノンバンク系の金融会社も福岡で頼れる存在です。

ノンバンクとは預金業務を行わない貸金業者のことで、独自の審査基準とフットワークの軽さを武器にしています。

銀行では難しいケース(他社借入が多い、収入証明が弱い、物件が郊外…など)でも、柔軟に融資してくれる可能性があるのが魅力でしょう。

事業資金から借金の一本化、相続に絡む資金需要まで、様々なニーズに対応する多彩な商品が用意されています。

福岡は九州の金融拠点ということもあり、大手貸金業者の多くが本社や支店を構えているため、選択肢も豊富です。

中には最短即日審査・即融資を掲げる会社もあり、「明日までにまとまったお金が必要!」という緊急時にも心強いでしょう。

日栄倉庫株式会社(本社:福岡市)

日栄倉庫」は、九州・中国エリア専門の不動産担保ローン会社です。

福岡市内に事務所を構え、全国対応ではありませんが、その分地域密着型ならではの小回りの利く迅速対応をウリにしています。

例えばWEBや電話で申し込めば、仮審査は最短1日で回答が出るスピード感。

店舗へ足を運べない方のために出張契約にも対応し、来店不要で融資実行まで完了できる手軽さもポイントです。

商品も充実しており、事業者向けのビジネスローンから、空き家・空き地を活用したい個人向けローン、開業スタートアップ資金、不動産業者向けローン、売却つなぎローンまで用途別にプランを用意。

たとえば福岡市内の契約社員Hさんは、「自宅以外の空き家を担保に資金調達したい」という相談で自宅外活用ローンを利用し、スピーディーに希望資金を手にしました(※2025年3月実績)

また別のケースでは、開業目前で資金繰りに苦慮していた方が日栄倉庫の担当者にLINE相談し、翌日に融資OKの回答を得られた例もあります。

銀行以外で借りることに不安を感じる方もいるかもしれませんが、同社は創業25年以上の実績があり、「地域のお客様目線」を掲げる姿勢で安心できると評判です。

株式会社エム・アール・エフ(MRF)(本社:福岡市)

MRF」は、福岡を含む西日本エリアで不動産担保ローン事業を展開する老舗の貸金業者です。

社員にはファイナンシャルプランナーや宅地建物取引士など専門資格者が多数在籍しており、専門知識を持ったスタッフに直接相談できる強みがあります。

特徴的なのは、お客様のニーズに応じた6種類の融資プランを用意している点です。

長期間元金据置で利息のみ支払い可能なプラン、自由返済型で柔軟に返せるオーダーメイドプラン、売却までの短期つなぎに使えるブリッジプラン、小口融資向けバリエーションプラン、不動産業者向け専門プランなど、状況に合わせ選べるのは頼もしいですよね。

融資可能額も最大3億円と大型案件に対応しており、地場の中小企業から個人まで多くの利用実績があります。

審査も最短翌日回答・実行を掲げており、必要書類さえ揃えばスピーディーに資金調達できる可能性大です。

銀行で相手にされなかった案件がMRFで即日融資OKになった」といった声も聞かれ、スピードと柔軟性では群を抜くでしょう。

なお、福岡市内(天神・博多)に加え北九州や熊本などにも支店があり、来店して直接相談したい場合にも便利です。

資金使途や返済プランについても国家資格を持つ担当者が一緒に考えてくれるため、「話が通じやすい」「提案が具体的」と利用者から高評価を得ています。

その他の主なノンバンク

上記以外にも、福岡県内の不動産担保ローンに対応する貸金業者は多数存在します。

例えば、全国対応型ではありますが「ユニバーサルコーポレーション」も福岡は対応可能で「審査時間は最短当日3時間で、振込まで最短10分」という、その即応力には驚かされます。

また、アイフルグループの「AGビジネスサポート」(東京本社、福岡支店あり)、高知県発祥で福岡エリアにも対応する「岡村商事」、横浜銀行系の「L&Fアセットファイナンス」(福岡支店あり)なども福岡で利用可能です。

いずれも実質年利上限は15%前後に設定されており、銀行系よりは高めですが、その分審査の柔軟さと実行の早さで勝負しています。

どうしても急ぎの資金ニーズがある」「銀行では難しい条件だが不動産はある」という場合、ノンバンク各社に当たってみる価値は十分あるでしょう。

選ぶ際は金利や手数料など諸条件を比較し、信頼できる業者かどうか口コミ等もチェックすると安心です。

幸い福岡には信頼性の高い業者が揃っていますので、自社の状況にマッチした一社を見つけてください。